強酸性電解水(次亜塩素酸水)
|強酸性電解水とは|製品|
次亜塩素酸水製品と言っても様々な種類があります
次亜塩素酸水製品 | ||||
製造法 | 電気分解(電解) | 化学合成 | ||
主な原料 | 塩,塩酸等 | 次亜塩素酸Na,ジクロロイソシアヌル酸Na,塩酸等 | ||
製造上の特徴 | 3室電解槽 | 2室電解槽 | pH調整 | イオン交換 |
液性 | 酸性 | 酸性~弱酸性 | 弱酸性~中性 | 弱酸性 |
成分上の特徴 | 塩分を含まず | 塩分を含む | 次亜塩素酸以外の成分(塩素等)を含む | |
名 称 | 強酸性電解水 | 酸性電解水 | 酸性次亜塩素酸ナトリウム水 | ハセップ水等 |
表示承認 | 殺菌料/食品添加物 | なし | ||
保存性 | 良好 | ほぼ無 | 不明又は不良 | 不明又は不良 |
※ 強酸性電解水とは、塩水の電気分解によって製造されたpH2.7以下の酸性液体で、次亜塩素酸を20-60ppm程度含みます。(コロナ対策として35ppm以上で有効と判断/厚労省)
電解水としては他に、弱酸性電解水(pH:2.7~5.0)、微酸性電解水(pH:5.0~6.5)があります。
電解水のメリットとデメリット
<メリット>
電解によって製造される次亜塩素酸水は、原料に塩素系原料(次亜塩素酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム)を使用しませんので、塩素系成分の混入が無く、遊離塩素の発生も極少量となるため安全性に優れています。
<デメリット>
非電解型(原料混合調整型)と違い大量生産に不向きです。また、通常の2室電解槽で電解した場合には原料である塩(Nacl)が混入し、塩分の影響で液中の次亜塩素酸が急速に減少するため保存性が殆どありません。従って、電解水製造から流水状態で使用します。
弊社の次亜塩素酸水(強酸性電解水)
弊社の次亜塩素酸水(商品名:AP)は、電解型でありながら保存性を高めた安全な製品です。
- 電解槽を3室とし、原料槽と電解槽を分離することで原料の混入を防ぎ、保存性の高い次亜塩素酸水を製造しています。
- 製造時の有効塩素濃度を40ppmに設定しており、コロナ対策にも有効です。
- 原料を塩のみとすることで次亜塩素酸以外の成分生成を極力排し、安全性を高めています。
- 製品の保存期限は、製造日より360日です(未開封状態)
- 製品の有効塩素濃度の簡易測定用としてヨウ化カリウムでんぷん紙をご用意しています。
3室式酸性電解水製造装置(FINE OXER)×3台(製造量(日量):約1.5t)