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カビナイトのSMC成形材に対する影響と事故例

事故の詳細

カビナイトおよび同等製品(以下「カビナイト」)のご愛用者様から、これまでに数件、「カビナイトを使った箇所が変色(脱色)した」という内容のクレームを頂戴しております。 小社で原因を調査いたしましたところ、これらはほぼ、SMC成形材という材質の部材で起こっていることが判明しました。

過去の事故例
発生場所品名
平成9年11月東京都S様宅 T社製ユニットバスダークグレイカビチェック(カタログハウスへのOEM品)
平成10年7月北九州市O様宅 N社製ユニットバスグレイカビ御用(島津製作所NB品)
平成12年6月藤沢市T様宅 M社製ユニットバスダークグレイカビナイト
smc成形材の典型例

SMC(Sheet Molding Compound)は、繊維強化プラスチックFRP(Fiber Reinforced Plastics)の一種で、不飽和ポリエステル樹脂に短く切ったガラス繊維などを混ぜ、数ミリ厚のシート状に加工した材料のことです。

軽く強度があるのでユニットバスの床面などに広く使われていますが、事故はこのうち、ダークグレーや茶褐色のような暗い色合いのものに、数日間以上の長時間にわたってカビナイトの液剤を付着させた場合に起こっています。

お使いになりたい箇所がSMCと思われる場合は、ご使用をお控えいただくか、目立たない箇所でお試しのうえ、下記の予防法に従ってお使い下さい。

SMC成形材かどうかお確かめになりたい場合、その設備の取扱説明書をご参照いただくか、品番などをお確かめのうえ、製造メーカーへのお問合せください。

一般的にユニットバスの場合は、図のように壁と床面で素材や色が異なる場合は、床面がSMCである可能性が高いようです。

*全てのSMC成形材がカビナイトによる変色を起こすわけではありません

原因

変色の原因は、SMCの材料のうち、充填剤として使われる炭酸カルシウムとカビナイトの成分である乳酸が反応したためと考えられます。

炭酸カシウムは水には溶けませんが、酸とは反応する性質があります。炭酸カルシウムが乳酸と反応すると水溶性の乳酸カルシウムに変化するため、着色してあった色が溶け出したものと思われます。

予防法

カビナイトをカビ菌にスプレーしますと、5分程度で除菌がほぼ完了します。それ以上の時間をおかずに掃除し、液剤が残らないように水で流せば、変色は起こらないものと考えられます。

事故後の対処法

専門業者による補修を行います。変色部分または全面の表面を削り、同材質をスプレー後に加熱硬化させます。

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光沢面の白濁現象

事故の詳細

タイルやステンレスなど、表面に光沢がある部材にカビナイトを使用したら、光沢がなくなったり、表面が曇ったり、白い粉が浮いて見えたりするという内容のクレームを、これまでに数件頂戴しております。 クレームの対象は、ほとんどが古いタイルやステンレスで、新しいものに対する事故は過去報告例がありません。

原因

タイルや水周りに使われる部材は常に水道水と接しているため、水道水中のマグネシウム、カルシウムなどのミネラルが堆積します。これらは一般に「水垢」や「スケール」などと呼ばれ、水には溶けません。

長期間使用された設備の部材表面に入った微細なキズをこのスケールが覆い隠し、コーティングしたような状態になると、表面は滑らかであるかのように見えることがあります。

スケールによるコーティング

カビナイトの成分である乳酸はスケールと反応して、スケールを水溶化・洗浄するため、部材の「地肌」が現れたり、水に溶けたスケールが表面に浮き出ることがあります。 このとき部材の地肌にキズがあると、光が乱反射して光沢が消失したり、曇ったり、場合によっては白い粉が浮いているように見えたりすることがあります。

対処法

まず、対象設備の製造メーカーに問い合わせ、対処法をお聞きになることをお勧めいたします。メーカーで明確な回答が得られなかった場合などは、以下を参考にご対応をお願いいたします。

スケールを完全に除去する

スケールの除去には酸を用います。カビナイトも乳酸が含まれているのでお使い頂けますが、その他にご家庭で手軽に入手できる酸に酢酸(お酢)があります。 これらの酸を部材表面にかけて数分程度おき、スケールと充分反応したとろこを水で洗い流します。スケールの堆積具合によっては、この手順を繰り返します。 以上の方法では除去しきれないほど強固に堆積している場合は当社にご相談ください。

キズによる乱反射を解消する

部材表面を研磨し、キズを取り除きます。補修には車用の表面仕上げ剤(超微粒子コンパウンド)や金属磨き剤による研磨、 またはグラインダーを使用したバフ研磨などを行いますが、材質によって研磨剤の選定が必要なため、専門業者への依頼をお勧めいたします。

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