(粉体)分包包装製品
PVA(ポリビニルアルコール)フィルム/水溶性
PVA(ポリビニルアルコール)フィルムは、水溶性のフィルム(包装材料)なので、原料をこのフィルムで包装(分包)すると、水中でフィルムが溶けて原料が水中に露出します。
この特徴を生かした粉体(粉末)や液体製品は、様々な可能性を秘めており、洗濯用液体洗剤をPVAフィルム充填したNB製品も販売されています。
※PVAフィルム以外のフィルム包装(水溶紙を含む)も可能です。
※現在の弊社フィルム充填包装設備は粉体充填のみです。液体をご希望の場合は別途ご相談ください。
包装形態(内容)/粉体充填
- シール方法:三方シール(ヒートシール)
- 製品重量:5g~50g(かさ比重による)
- 製品寸法:縦>100m/m 横60~100m/m
- 充填物:顆粒、粉体、粉末
PVAフィルム充填は非常にデリケートであり、フィルムのグレードや粉体の状態(かさ比重、粒径、異種混合品の場合の比重差、吸湿度合い等)によって難易度が大きく変化します。
弊社では長年培った生産技術や温湿度管理された専用製造室を駆使してユニークな製品を生み出しています。
生産設備
<製造室内の様子>
空調製造室
PVAフィルムなどの水溶性包材は、室内の湿度によって材質が変化するため、室内の温度・湿度の管理は重要です。
製造室内が陰圧とならないよう工夫された製造室内は常に湿度・温度管理されており、湿気を嫌うPVAフィルムなどの水溶性包装材を使用した分包製造にも最適な生産環境になっています。
- 空調・除湿:エアコンと除湿機を併用
- 集塵装置:1.5KW×3機
- フィルター:プレフィルター(日本バイリーン製)、活性炭プリーツフィルター
- 電子デシケーター(包材保管用)
分包包装機及びミキサー
PVAフィルムや水溶紙包装専用にカスタマイズされた専用機と一般フィルム用があり、包材の種類によって使い分けます。
空調製造室に隣接したバルク製造室内での原料混合は150L容量のミキサーで行います。
ミキサーには様々な種類がありますが、比較的精密な混合に向いているとされるパンミキサーを採用しています。別室のバルク製造室には350Lパンミキサーを保有しています。
PVAフィルム専用分包充填包装装置 生産能力:25,000~33,000包/日